大人になったし、挨拶とかもしっかりやらなきゃ!
と思って始めたお中元。
でも何年も経つと
「もういいんじゃない?」という気持ちになることがあります。
理由は様々ですが、一言で表すと
「始めた当時とは状況が変わったから」
お返しが面倒に思ってしまうくらい疎遠になった。
病気などでお互いにやり取りが大変になった。
本当に様々です。
そして変化するのは悪いことではなく、ごく当たり前のことです。
とはいえ
「やめると相手が気を悪くするんじゃないか」
と心配になりませんか?
お中元をやめるのは失礼?
「お中元をやめるのは失礼にあたるのでは・・・」
ここで多くの方は心配になるのではないでしょうか?
たしかに、「挨拶がないなんて、けしからん!」
と怒る方もいるとは思いますが…
実のところ、コレは誤解があります。
お中元=挨拶ではありません!
お中元は
「家としてお付き合いをお願いします」
「何かあった時はお互いに助け合いましょう」
という関係を築くためのものです。
要するに「同盟を結ぶ手段」なわけです。
同盟の価値がなくなれば破棄だって、もちろんありえます。
たまに学習塾の先生にお中元を贈る方もいらっしゃいますが、
そこまでの関係になるつもりなの?と首をかしげることもあります(^^;)
年賀状とは違い、家対家、公を意識したお付き合いになるので、
もっとビジネスライクに考えて良いと思いますよ。
お中元。やめるタイミングはいつ?
一度始めたものをやめるのは難しいもの。
タイミングが合わないと、なかなか決断できないものです。
最もやめ易いタイミングは「不可抗力が発生した時」。
金銭や家族のトラブルとかですね。
もちろん無いに越したことはないですが、
発生してしまったとき半強制的な見直しタイミングになります。
特に波が無いときは、キリのいい年、というのもあります。
お中元は、一度贈ったら3年は続けるものだそうなので、
3年おきに見直すのも良いかもしれません。
あとは、仕事をやめた時(上司)や引っ越した時(ご近所)など、
疎遠になりそう、というタイミングでしょうか。
気軽に話せる間柄であれば、お茶話しなどのタイミングで
「お中元も毎年大変だよね~」と話題に出してみてはいかがでしょう。
本当はそれぐらいの関係性を築けてれば一番いいんでしょうね(^^)
お中元。やめるには手紙が最適!
「うまいタイミングが見つからない」
「タイミングはあるけど、言いづらい」
「そもそもなんて言えば…」
そんなときに最適なのが「手紙」。
ちょっと畏まった感じがお中元をやめるのにもピッタリ!
お礼状に「ご放念下さい」のキーワードを入れればOKです!
例文は下のようになります。
拝啓
盛夏の候、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
このたびはご丁寧なお心づかいを頂き、本当にありがとうございました。
ご好意は大変ありがたく存じますが、今後はこの様なお気遣いはどうぞご放念下さいませ。
これから暑さが本格化しますので、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈り申しあげます。
その後は、お中元の代わりに暑中見舞いのお手紙をお出しし、
徐々にフェードアウトしていけばよいでしょう。
まとめ
やめ易いタイミングは生活環境が大きく変化するとき。
そんなタイミングが無い場合はお礼状に
「ご放念下さい」のキーワードを入れて徐々に距離を置くのが良いでしょう。
他の人に悪く思われたくない!という気持ちは理解できますが、
大人になったからこそ「嫌われる勇気」も必要です!
というか、みんな、そんなに他人には興味がありません。
ほとんどの場合、「あー、来なくなったなー」くらいでスルーかと(^^;)
家族という1つのチームの同盟相手を選ぶ、くらいの考えで
いいと思いますよ(^^)
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