「お盆玉ちょうだい!」
お盆に遊びにきた孫が、突然、変なことを言い出した!!!
お盆玉とは?
ケン玉とかシャボン玉みたいなもの?
どうやらお年玉のお盆バージョンらしく、最近、流行っているみたいです。
語感が違和感だらけなんですが(^^;)
「そんな風習は無い!」と一蹴したいところですが、
カワイイ孫ですし、せっかく遊びにきてくれたんだし、
無碍にはしたくない…
でも納得のいかないことはできませんよね?
孫のためにもなりません!
そこで、まずは由来や世間の認知度を知りましょう!
納得出来たらあげてください(^^)
お盆玉とは?
年始にあげるお年玉同様、
盆休みに孫や親戚の子どもにあげる小遣いのことです。
年始のお年玉とは違って、
お盆は先祖を供養する行事なので、お金をあげるのはおかしい!
私などは、そんな風に思ってしまいますが(^^;)
どうやら宗教行事とは関係なく、
帰省してきた時に孫と会えて嬉しいと思う
おじいちゃん・おばあちゃん達の
気持ちの表れになります。
実際、孫に新1年生がいると、
お盆で帰省してきた時にランドセルを買ってあげる
おじいちゃん・おばあちゃんも増えているそうです(^^)
お盆玉の由来は?
お盆玉の由来は、江戸時代の山形県の一部地域と言われています。
奉公人に衣類や下駄などを渡す風習が
昭和初期に子どもに小遣いをあげるように変化したそうです。
お年玉のもとが、お祝いのお餅だったのとは少し違って、
お盆玉のもとは衣替えの費用だったみたいですね。
その頃は特に「お盆玉」という呼び方もなかったみたいです。
山形県の一部地域の風習が、なんで流行ってきてるの?
お盆玉が現代に蘇った由来ですが、ちょっと黒い…
どうやら、郵便局が関わっているようです。
郵便局は、お年玉のポチ袋を販売していますが、
これをお盆にも売りたいという…(-_-;)
民営化したことを考えれば、
真っ当な(壮大な)ビジネス戦略ともいえますが、、、
暑中見舞いを出す人が減ったことも一因なんでしょうか?
他の企業もイベントが増えるのは大歓迎ですから
こぞって盛り上げようとしているみたいです(^^;)
お盆玉の認知度ってどのくらい?
実際、お盆玉がどのくらい認知されているのか?
昨年、テレビで取り上げられました。
バラエティ番組の「ホンマでっか!?TV (フジテレビ)」
面白いところでは、
経済ニュース番組の「ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)」
で話題にしていました。
「番組で話題になるレベル」なので、
まだまだ認知度は低いといえるでしょう。
珍しいものに飛びついた、という感じです。
お年玉ほど認知度は高くないですね(^^)
まとめ
結局、お盆玉とは、、、
- 従来のお小遣いに名前をつけたもの
- 郵便局が流行らせようと仕掛けた
- 認知度はもの珍しいレベル
ということです。
この状況、数年前のハロウィンと状況が似てますね…
違うのは、爆発するような、
インパクトのあるイベントに結び付きにくいことでしょうか。
宝くじで「お盆玉」とかやれば、
言葉ぐらいは定着するかもしれませんが、
景気が回復しないと、一般受けは難しいと思います。
企業の思惑は別に、孫に気持ちよく
お小遣いをあげられるようになりたいですね(^^)
コメント