「今度のお盆は親戚が集まるから、お供え物は、ちゃんと頼むよ~」
大人になると、身内の集まりであっても
無邪気に参加するというわけにはいかないようです。
働き始めたからと言って、
別に法事に詳しくなるわけでもないんですがねぇ…
なぜか知らないと、冷たい視線にさらされます。
世間は厳しいなぁ(-_-;)
特に意味不明なのが「のし」
種類が豊富なうえ、外のし、うちのしとかあるみたい…
フルネームOK?
とかケースバイケースが多すぎるのですが、
原則を抑えておけば大丈夫!
ちょっと見ていきましょう!
お盆のお供え用「のし」。外のしとは?
外のしは、包装紙の上からのしをかけることを指します。
直感的にイメージされるお供え用の「のし」はこちらではないでしょうか。
外のしは、
「誰から、どのような名目で送られてきたのかがすぐ分かるように」
という目的で使います。
例えば、たくさんのお祝いが同時に届く人。
または、直に贈り物を渡すときは、のしが見える形で渡すのがマナーなので、外のしにします。
ネットショップなどでお供えものを頼む際は、
「のし」の選択に「外のし」が明記されていますので、
直接渡すときは、基本的にこちらを選びましょう。
ただし、たくさんのお祝いが同時に届く場合、
条件によっては、後述する「うちのし」を使用する場合もあります。
お盆のお供え用「のし」。うちのしとは?
内のしは贈答品に直接のしをかけて、上から包装紙で包むこと。
内のしは包装紙にのし書きが隠れてしまうので、
表書き(贈答品の目的)が見えません。
元々は内祝いなどで
「控えめに見えるように」
という目的でした。
しかし、流通が発達した現代では
「外のしにすると汚れるから」
という方が主流になりつつあります
宅配などで物を送る場合は、うちのしにする方が良いでしょう。
伝票が外に付いているので、誰から来たのかはわかります(^^)
昔の贈答品は、のしを添えて、風呂敷に包んで持参する
というやり方だったんでしょうか…
風呂敷を包装紙に置き換えて考えてみれば
うちのしの方が本来に近いのかもしれません。
お盆のお供え用「のし」。フルネーム必要?
一般的なのしは用途によって
- 名字だけ
- フルネーム
- 下の名だけ
などあります。
お盆のお供え用であれば、
- 名字だけ
- フルネーム
のいずれかで大丈夫です。
ただ、親戚が集まるのであれば、フルネームの方が良いのではないでしょうか。
同じ名字だけだと区別つきませんし、
名前だけだと結婚して名字変わってる人もいるので(^^;)
フルネームが一番、無難かなって思います。
まとめ
外のし、うちのし。
ホントに、法事のルールって色々ありますね(^^;)
「関東は外のし」、「関西は内のし」が多い、など
土地柄も多少ありますが、大事なのはそこじゃありません!
そもそも、のし紙は慶弔事にあたり、礼を尽くす姿勢を表すもの。
のし紙をかけることが大切であり、うちのし、外のしの使い分けに
厳密な決まりはありません。
「受け取った相手が、すぐに贈り主と名目を理解できるように」
「受け取った相手に恐縮させないように」
あくまで相手目線で贈るという原則だけ
外さないようにしていきましょう。
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