節分といえば豆まき!
と思って、保育園児の姪っ子のために、
久しぶりに節分イベントを開催しようと思ったら、
スーパーは「恵方巻」にすっかり塗り替えられていました。
恵方巻の存在は知っていましたが、節分と同時開催だとは…(-_-;)
(豆じゃおなかは膨れないし、ちょうどいいかもしれませんけど)
姪っ子に「恵方巻ってなに?」と聞かれたときに困らないよう、
事前に調べておきました!
節分の恵方巻きはいつから流行った?
元々は関西の極一部だけの習慣でした。
昭和52年、大阪海苔問屋協同組合が節分のイベントで、
巻きずしの早食い競争として道頓堀で実施したのが始まりで、
マスコミも取り上げて一気に広まりました。
全国に広がったのは、平成10年にセブンイレブンが広めたのがきっかけです。
さすが全国展開しているセブンイレブン。
コンビニで大々的にキャンペーンされたら、いやでも目に留まりますね(^^;)
14年の歳月をかけて、関西の一部→関西→全国と拡張していったようです。
節分の恵方巻きの食べ方は?
恵方巻きの食べ方は
- 巻き寿司は切り分けない(丸かじりする)
- 恵方を向く
- 食べ終わるまで無言
というのが一般的になっています。
巻き寿司を切り分けないのは、
「福を巻き込む」
「縁を切らないために包丁を入れない」
ということから。
無言で食べるのは、神社のお参りを同じように、
無言という行為に「神事」の意味を持たせているからと言われています。
しかし、他にも
「鬼の鉄棒を食べてしまうことで鬼を追い払う」
「有名になったきっかけである、巻きずしの早食い競争の名残」
などの説もあり、必ずしも1つの意味だけではないようです。
元々が一部地域の風習だったので、広まるにつれて解釈が変わったり
付け加えられたりしたんでしょうか(^^;)
なお、平成30年の恵方は「南南東やや右」です。
巻き寿司の無言一気食いは、保育園児の姪っ子にはまだ難しいので
ただ巻き寿司を食べるイベントになりそうです(^^)
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巻き寿司はでんぶがイマイチ。こっちの方が喜ぶかも? |
節分の恵方巻きの由来は?
関西の一部地域の風習であった恵方巻きですが、
由来ははっきりせず、諸説あるようです。
幸運巻司
江戸時代の終わり頃、大阪の商人たちの商売繁盛と厄払いの意味合いで、
立春の前日の節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まったとする説。
恵方巻が有名になるきっかけとなった
大阪海苔問屋協同組合の節分イベントも、
「幸運巻司」の名前で販促キャンペーンしました。
昔、海苔の収穫時期が3月頃で、昨年の売れ残りを大量に処分したい!
という海苔屋さんの想いもあるとかないとか(^^;)
ちなみに、「丸かぶり寿司」「恵方寿司」「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」などと表現されることもあるそうです。
ふいご祭り
ふいご祭りで、普通の干瓢巻きをふいごに見立てて食べた、
という説。
ふいご祭りは大阪だけでなく、
京都や岐阜などあちこちの神社でやってるので、
巻き寿司をふいごに見立てて食べていたところもあるかもしれません。
花街の遊び
いかにも…な説ですが、根拠は薄く、
「大阪では大正時代初期のおもに花街で
節分に新香の巻き寿司を切らずに食する習慣があったという
大阪市上本町の鮨店・美登利からの昭和44年の伝聞が
篠田統によって記録されている。」
(wikipediaより)
という内容です。
花街のことですから、記録には残りにくいでしょうし、遊びとして実際やってた人もいそうですが…
なんとなく発想が下ネタ好きのオヤジっぽい気がします(^^;)
まとめ
古くからあると思っていた風習も、
実は徐々に変わっています。
平成10年以降に生まれた子どもたちにとっては
恵方巻は生まれた時からありますからねぇ…
時代に合わせて、柔軟さを失わないようにしたいものです。
平成30年の恵方は「南南東やや右」。
まずは恵方を向いて、無言で、巻き寿司を食べきるところから始めます(^^)
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